オオカミとお姫様

「失礼します。サッカー部顧問の先生居ますか?」

「元木先生ね。元木先生!生徒さんが呼んでますよ」

「ん?…桜井!!」

すごい剣幕で俺の元へやってきた。

「な、なんすか…」

「学校着たのか」

「あ、はい。それで、話があって…」

「話?なんだ?」

「えっと…退部届の事なんですけど…その、俺のわがままで申し訳ないんですが、取り消してほしくて…」

「…そうか。…え!?」

驚いた顔になる先公。

「ほっ本当か!?」

「あ、はい。身勝手ですみません…」

「身勝手でも何でもいい。桜井が戻ってきてくれるならそれでいい」

「あ、はい…」

「でもまぁ、なにかペナルティ的なのは出さないと…あ、いやでも…」

「ペナルティ、出してください。それだけの事をしたんですから」

ペナルティでも罰でもなんでも受けてやるさ。
詩音と一緒にいられるようになるためなら何でも…

「そうか、ペナルティはあとで考えておく。部活の参加は明日からでいいから」

「わかりました」

深々と頭を下げた。