「そう・・・・・・?」

「やれやれ、唯は心配性なんだから」

なるべく自然に妹に微笑んでみせる。

「だって・・・・・・」

多分、どんな夢を見ていたのか唯は想像が付いていると思う。

もう長い事あの夢を見た朝に同じやり取りをしているから・・・。

「私は大丈夫だから、ね?」

「うん・・・」

結局何時もこれで唯が折れる。