「……やっぱり、夜は少し怖いなぁ。」
夜の山は静かでとても不気味だ。
いかにも出そうな雰囲気……。
左手に握ってある
クマのストラップを更に握りしめる。
「大丈夫…。大丈夫だよ!歩。」
自分に勇気づけるように唱えて
池に向かって歩き始めた。
ガサガサ……
暫く山道を進むと大きな池が見えてきた。
「……着いたっ!!」
池の水面には満月が映っていて
キラキラ光っていて綺麗だった。
ここなら本当に神様がいるかも……。
「あっ!!願い事を言わなきゃ。」
早くおまじないを終わらせて
お母さんが気づく前に
帰らなきゃ怒られるっ!!
私は池の水面に近づいた。
「神様お願いです…。私は…」
願い事を言おうとした瞬間。

