「なんでここに…」
目を見開いて言葉を失ったあたしを見て、部長は眉間に皺を寄せる。
「俺がここにいるのがそんなに驚くことか?
このフロアは企画部のものでもあったはずだが」
相変わらず嫌味な男。
4階に企画部と経理部が設置されてることくらい、あたしだって入社当初から分かってる。
言いたいのはそういうことじゃなくて…。
「いえ、あの…。
部長は大阪に出張だと聞いていたので」
あたしがつぶやくと、部長はあぁ、と納得したように声を漏らす。
「今日はこっちでいくつか案件があったから、葛城を向こうに残して俺だけ先に戻ってきてたんだ。
今の今まで拘束されて、やっと解放されたとこ」
その多忙さをぼやくでも鼻にかけるでもなく、淡々と事後報告するように語る部長は、やっぱり掴めない。
葛城を残して、という言葉にほんの少しホッとしたのも束の間、
「───で。
お前は、あとどれくらいで終わる?」
そんな謎だらけの男の口が発したセリフに、あたしの脳内は再び混乱し始めた。
目を見開いて言葉を失ったあたしを見て、部長は眉間に皺を寄せる。
「俺がここにいるのがそんなに驚くことか?
このフロアは企画部のものでもあったはずだが」
相変わらず嫌味な男。
4階に企画部と経理部が設置されてることくらい、あたしだって入社当初から分かってる。
言いたいのはそういうことじゃなくて…。
「いえ、あの…。
部長は大阪に出張だと聞いていたので」
あたしがつぶやくと、部長はあぁ、と納得したように声を漏らす。
「今日はこっちでいくつか案件があったから、葛城を向こうに残して俺だけ先に戻ってきてたんだ。
今の今まで拘束されて、やっと解放されたとこ」
その多忙さをぼやくでも鼻にかけるでもなく、淡々と事後報告するように語る部長は、やっぱり掴めない。
葛城を残して、という言葉にほんの少しホッとしたのも束の間、
「───で。
お前は、あとどれくらいで終わる?」
そんな謎だらけの男の口が発したセリフに、あたしの脳内は再び混乱し始めた。

