「これ、可愛いね。」
「ありがとー。彼氏とお揃いなんだ!」

後ろの方でそんな会話が聞こえた。
菜穂もそっちの会話に入る。
「いいなー。羨ましい」
みんな、楽しそうだな。
私も入りたい。けど、それはできないんだ。
みんなの恋は現在進行形。
楽しいこともどんどん増えていく。
私なんか過去を振り返ることしかできない。
増えることは、先輩に会いたいという思いだけ・・・
いっそのこと、やめちゃえばいいのかもしれない。
何度も忘れようとした。
それでも、できなかった・・・

竜也先輩・・・
会いたいです。