好きって言うまで離さねぇ。




ゔ……今、考えてたんですが。


それが表情に現れたのか、冬哉がやっぱりな、とため息をついた。



「デートなんだから、気遣うな。……じゃ、並ぶぞ」


やっぱりこれはデートなんだ……


だったら少し甘えちゃおうかな。



「うん、並ぼ!」







それから、私達がクレープを手にしたのは約30分後。



「ん~♪おいしい!」


ぱくっと一口食べるだけで口内に広がるクリームの甘みと苺の甘酸っぱさ。


し、幸せだぁ……!



「冬哉は……ん?ピザ味?」