好きって言うまで離さねぇ。




「侑梨が、甘いもん好きか知らなかったけど…下調べみたいな感じで……」


照れくさそうに、視線を泳がせる冬哉。


それって……



「わ、私のために…?」


スイーツが載ってるような雑誌って普通、男の子はあんまり買わないはず…


突然決まったデートだと思ってたけど……考えてくれてたんだ。


そう考えると心の中がポカポカと温かくなった。



「と、とりあえず行くぞ!」