『俺のこと好きになれよ』


…………なんて。


言われたことないから真っ赤になるっつーの!



その言葉が鮮明に浮かんでくる。


何でこんなにも……脳内を冬哉でいっぱいにするのよ。


冬哉のバカやろー!



「……う、うわあぁ……」


ついさっきのことを思い出して、思わず頬のほてりを感じた。



………きっと、嫉妬したんだ。