わたしの通う高校は、有名私立高校。 入りたくて入ったわけじゃないけど、親友もいっしょだし楽しくやっている。 しかも、まだ入学して1週間しか経っていない。 やめろ、と言われてもぜったいにやめたくない。 「お相手の方はそろそろいらっしゃるはずなんだけど……」 お母さんがそう言いながら、ドアのほうを見る。 すると、それに応えるかのようにドアノブが回った。