好きって言うまで離さねぇ。




「と、とと冬哉!?な、何でここに!」



上半身だけ起こした侑梨が慌てたように言った。



「お見舞いだよ。…ついでに言うと、愛梨さんに看病を任された」



俺がそう言うと侑梨は目を丸くした。



「えっ、お母さん仕事に行った!?」



俺はコクンと頷いて、また侑梨に近付く。



「な、ななっ…!///」



途端に頬が赤く染まっていく侑梨。