「う、うううそ!?」 その話がうそだったら、どんなにいいかって思ってた。 でも、実際に“うそだ”って聞くと、喜びより驚きの方が先にやってきた。 な、何が!? どこからどこまで!? 軽くパニック状態の私をなだめるように、京香さんは落ち着いた声で話す。 「冬哉くんが私を無理やり……その襲う、とかなかったですから」 ……なかった? 冬哉は……やっぱり…… 「……ゔ~……」 次は、私の目に涙が溢れた。