「冬哉様……今日は侑梨様と帰らなくてよろしかったんですか?」 ミラー越しに佐藤と目が合う。 なぜだか後ろめたくなって、佐藤から目を逸らした。 「ん……1人で帰りたいって」 佐藤は何か察したのか、それ以上聞いて来なかった。 昨日、想いが通じあったばっかりなのに…… ……俺は、侑梨しか好きじゃねぇのに。 あー… 侑梨を抱き締めてぇな…… そんなことを思いながら、今日で何度目か分からないため息をついていた。