好きって言うまで離さねぇ。




「いえ……侑梨ちゃんの部屋へ行ってみたいのですが」



……は、はぁ!?



足を止めて冬哉さんに怪訝な表情を向ける。


ありえないよ、この人!



お母さんも、初めて会う男の子を私の部屋に入れることは許可しないよね?



「それ、いいわね!じゃあ、侑梨お部屋に案内しなさい」


………え。


だ、誰かウソだと言って……