侑梨の家に泊まるなんてほんとにいいのだろうか…… 豊橋家の大きな門の前で考える。 ゴールデンウィーク初日の朝。 すでに豊橋家の前にいるから、今さら引き返せねぇけど。 今日から4日間も泊まると聞いたが…… いろいろと苦労しそうだ… 俺がこんなことを思ってるなんて知りもしないだろうな、侑梨は… 「冬哉…?いつまでそこに立ってるの?」 大きな門が自動で開くと、侑梨が表へ出てきた。