爽ちゃんの優しさに胸が痛む。
なんでこんな私なんかを好きだって言ってくれるんだろう。
あ、私なんか、って言ったらまた宇佐美先輩に怒られちゃうや……
……馬鹿だな私。
振られたのにまだこの場に及んで先輩のこと考えるなんて。
本当に私、どうかしてるよ。
この日、爽ちゃんと一緒にご飯を食べる予定だったのに、爽ちゃんはもう家には来なかった。
結局私は自分でもどうしたらいいのか分からなくて、何も言えなかった。
「はあ……」
大きなため息をついてベッドに飛び込んだ。
ボーっと天井を見つめていると、携帯の通知音が鳴った。
「……本当に、ずるいですよ」
宇佐美先輩からだった。

