愛マイうさぎ!~キケンな王子様にご用心~


「俺は……お前が好きだ。俺は絶対泣かせたりしない。なあ、渚。俺がお前を幸せにする。それじゃダメなのか?」
好き。

その言葉を爽ちゃんの口から聞いて、心臓がドキドキと音を立てて鳴りやまなかった。


まさか、爽ちゃんがそんなことを考えていたなんて思ってもいなくて。

誰かに好きなんて言ってもらえたのは生まれて初めてで。


「でも爽ちゃんは、私のお兄ちゃんみたいな存在で……」

「俺は一度もお前を妹みたいだと思ったことはないよ」


あまりの衝撃に何も言えなかった。

“妹みたいだと思ったことはない”

私はずっと一人っ子だったから、爽ちゃんがお兄ちゃんみたいでそれが嬉しくて。


私にとってはなんでも頼りにできる自慢のお兄ちゃんだった。

あの笑顔も優しさも、大きな手も……全部、全部爽ちゃんは……


何故かまた涙が溢れ出してきて止まらなかった。