「その写真、私も大切な思い出として残したいです!だから……あの……」
「ん、携帯貸して」
私は言われた通りに宇佐美先輩に携帯を渡した。
無言で何かを打ち込んでいるようだった。
「はい、俺の連絡先入れたよ。だから、俺の携帯に渚の連絡先入れるためにも、今何か俺に送って?」
宇佐美先輩の、連絡先……
嬉しくて嬉しくてたまらなかった。
やっと、少し近付けた気がする。
何送ったら良いんだろ……
とりあえず最初だし、スタンプで良いよね?
「ぶはっ何このスタンプ、すげー面白いじゃん。渚こういうの使うんだ」
「あ!間違えました!違うんです、普段はもっと可愛いスタンプ使ってるんですよ!」
加菜とふざけて買ったネタ系のスタンプを、間違えて送信してしまった。
どうせ送るなら、もっと可愛いスタンプにしたかったのに……

