「じゃあ、早速なんだけど……今度の土曜日に一緒にお出かけするんだけど、どんな格好すればいいかな?」
「ええっ?!渚、もう王子との2回目のデートにこぎつけたの?!すごい、すごすぎる……」
やっぱ少女漫画熟読してる子は違うわ、と笑いながら言う加菜。
私自身も展開の早さにすごく驚いている。
だって、まだ会って一ヶ月も経ってないのに、こんなに学校の王子様である宇佐美先輩と仲良くなれるなんて。
今年は運が良すぎるのかな?
「だったら、とびっきり可愛くしなきゃね!私に任せなさい!メイクとかも私に任せて!」
「メ、メイク……?!私、そんなことしたことないよ大丈夫かな……」
「大丈夫!ちゃんと、雑誌で研究してるから安心して!」
なんだか私よりもやる気満々な加菜に全てを任せることにした。
ああ、早く土曜日にならないかな。
ワクワクしすぎて、約束の日が待ち遠しかった。

