他の女の子とは無償でデートなんてしないのに、
私とは私だけは、普通にデートの約束をしてくれる。
それが、すごく優越感があって幸せな気持ちになれる。
前まで半信半疑だったこの気持ちに確信した。
私は……
宇佐美先輩のことが好きなんだ。
「このあいだの公園で、12時に待ち合わせでもいい?」
「はい!大丈夫です!」
「よし、楽しみにしてるね」
「私もです」
また、宇佐美先輩と出かけることができるなんて。
今すぐ飛び跳ねて喜びたい気分だった。
宇佐美先輩は、お大事にと言って保健室を出て行った。
土曜日、どんな服を着ようか。
どんな髪型にしようか。
そんなことを考えるだけでワクワクした。
ああ、自分は今こんなに恋してるんだなって、実感した。
幼稚園の時のあの初恋の王子様を好きになった時の感覚に似ている。
それがなんだか嬉しくて仕方がなかった。

