入学から二週間が経った頃、私は段々と高校生活に慣れ始め、友達もたくさん増えた。



加菜と、クラスの友達と放課後カラオケに行ったり、

最近流行りのお洒落なカフェに行ったり、プリクラを撮ったり。


ごく普通の、高校生活を送り、満足して居た。

ちゃんと、エンジョイできてるなって実感して居た。


そんな普通の生活を送る中でも、やっぱり宇佐美先輩は目立つ存在だった。

毎日女子からの黄色い声を浴び、毎日違う女子を隣に連れて歩いて居る姿が見えた。


もう私は、相変わらずだなあ、というような気持ちで見るようになって居た。