「渚?どうしたんだよ何かあったのか?」
家に帰ると、私の顔を心配そうに見つめる、エプロンを付けた爽ちゃんが居た。
「爽ちゃん、居たんだ……」
「香純さん(渚の母)、今日は仕事で遅くなるらしいから、晩御飯の支度任されたんだよ。お腹すいただろ?早く着替えて来い」
「うん……」
ああ、なんだか爽ちゃんを見ると安心した。
家にいてくれて良かった。
本当に爽ちゃんはお兄ちゃんみたいな存在で、頼りになる人だと痛感した。
今日のことはもう忘れよう。
まだ高校生活始まって二日なのに、こんなに考えてもしょうがない。
この先たくさん楽しいことがあると思って、切り替えなくっちゃね……

