「今日はありがとう。すげー楽しかったよ」
「いえ、私の方こそ!お礼なのに、しっかり自分が楽しんじゃいました!」
私たちはジュースを一緒に飲みながら、公園のブランコに揺られて居た。
こうやって、私一人のために時間を割いてくれて。
何人もの女の子がいるのに、私だけと今時間を共有してくれているんだ。
これって、ちょっとでも宇佐美先輩にとって、私は特別な人間だって、思ってくれてるのかな。
そう、思っちゃっていいのかな……?
「あ、あのね、宇佐美先輩……これからもこうやって一緒に……」
「渚」
一緒にお喋りしてほしいです、ってそう言おうと思ったら……
「先輩……」
ブランコから降りた、宇佐美先輩の顔が近寄ってくる。
ドキドキと心臓が高鳴る。
どうしたらいいのかわからなくて、ぎゅっと目をつぶっていると、
「キス、一回3000円だよ」
彼は私の耳元でそう囁いた。

