「俺さ、ウサギすげー好きなんだよね」
「私も大好きです!あ、もしかして、ウサギ王子ってあだ名、そこから来てたり……?」
「うん、まあそれもあるかな。あとは、宇佐美っていう苗字に引っ張られてってのもあるけど、何かウサギに似てるからっていう理由もあるらしい」
「ふふっ」
私は堪え切れなくて、おもわず吹き出してしまった。
「なんだよ、可笑しいかよ!」
「私もちょうどさっき、このウサギ、宇佐美先輩に似てるなあって思ってたところなんです」
「なんだよそれ、かなり恥ずかしいんだけど」
顔を少し赤くして、鼻を触りながらそっぽを向く宇佐美先輩。
ああ、可愛いな……
今日はなんだか先輩の色んな一面が見えた気がする。
もっと、もっとこの人のことを知りたい。
そう強く思った。

