「しかも、デートは完全予約制。30分のデートにつき1000円っていう、ウサギ王子ファンクラブによって決められた制度があるらしいよ」
と、加菜が小声で囁いた。
完全に固まる私。
何それ、全然王子様なんかじゃないじゃん。
ありえない。女の子の好意をなんだと思ってるの?それを利用するなんて……
「ねえそのデートに私も行ったら、最後にお金要求されるのかな?」
「それは分かんないけどさ、気をつけなよ。確かに超絶イケメンで、私もデートとか憧れるけどさ……そうやってお金取るような人だし、何考えてんのかわかんないよ?」
加菜の言う通りだ。
放課後デートという言葉にドキドキしていた自分が馬鹿らしくなってきた。
私、ただ単にあの人に遊ばれてるだけなのかな?

