「ハァハァハァ……ここなら、誰も……」
「いやーん、うさちゃんってダイタン」
「あのねー!誰のせいでこんなことになったと思ってるんですか!絶対みんなにあのことは言わないでください!」
写真まで撮ってきた上に、その話をみんなの前でしようとするなんて!
最低最悪すぎる、なんなのこの人。
絶対に、絶対に王子なんかじゃない!
「気にしてるんだ。うさちゃんパンツ、可愛かったのに」
「あーもう!お願いだからそれ以上言わないでください!!あとこれ、これを返しにきただけなので。それじゃ!」
ウサギ王子を睨み付け、ため息をつきながら去ろうとした時、
「ちょっと待ちなよ」
と、腕を引っ張られた。
昨日もこんな感じで引きとめられて、体操服とタオルを貸してくれたっけ。
「お礼は?」
「はい……?」

