今日は、仕事。殺し屋の仕事なんて誰でもわかると思うが依頼された人物を殺すという単純な、でも残酷な仕事である。

もともと、普通の中学生だった響。そんなとき、いきなり新が現れたのである。そして、高校生になってからフィーリーズに入りわずか3ヶ月でNo.1になるという成績を納めた。

そんな響に正直びっくりしていた新。しかし、響は依頼された人物をただ殺すなんてことは間違っていると思っている。

でも、ある理由があるから響は、この無限ループから抜け出せないでいた。

フィーリーズのみんなも優しいし、と言い訳を言っていた時期もあったがいまでは真っ正面から受け止めている。

響「用意できた」

新「おうっ。じゃ、いくか!」

支度をして、仕事に向かう響と新。「今日は…」とこれからの仕事の説明をし始める新。それを、「うん、うん」と適当に相づちをうちながら歩く響。





新「ここだ。」

丁度、説明が終わり仕事場についた。今日のターゲットは、項臨時残(こうりんじさん)企業の息子。

新が「だりぃー…」と、言いながら前に進んでいく。それの一歩後ろを歩く響。

そしてターゲットが見つかると、

ザシュッ

パアンッ

という、ターゲットが振り向く時間もないまま仕事は終わる。

なんか、いつものこの風景が日常になっている自分も怖いな と、思う響だった。