次の日
昨日のことを全て叶に話した。

「へー…想李くんって子が中2で浬くんって子が中3かあ」

「…うん。んで今日来るの。」

「めっちゃイケメンなの?」

「うん…想くんは可愛い系?かな」

「へぇー…」


「キャャーっ」
廊下から女子の黄色い声が…

…来たか…。

「うそっイケメンっ」
「いままでいなかったから転校生?」
「えー、今の時期にー?」

などというギャルな感じの女子が言ってる。

「叶、叶、あの2人きたらいってね!?」

「なんで?華。あ、担任と共に来たよー」

「へー…って、へ!?マジ!?どっちが?」

「えとー、あ可愛い系が。」

「…ってことは、想くんだ!」

…浬くんよりはマシかな

ガラガラッ
「…静かにしろー。今日は転校生がきたぞー。季節外れのな。」

…まあ今は冬ですけれども。
「はいれー」

ガラガラッ
少しダボッとした制服。
いつものように横でしばってる髪。
大きな瞳。
ピンクに染まった頬。
多くの女子がキュン死に。

「めちゃ可愛いんですけどっ」
「なにあれ、小動物!?」
などとの声が飛び交う。

「あ、あの…南里想李です〜。よろしくねっ」

キャャャーッと言う声…
うるさいよ…。

「叶!、隠れるからっ背中貸してっ」

運がよくも、1番後ろの席なんだっ♪

「…あっ」

ギクゥッ
想くんが私を指さす。

「華ちゃ…「あらっ!今日道であった人じゃないっ!」」

うまくかぶせた。
セーフッセーフです、華選手っ!

「ん?なんだ二人は知り合いか?」

と担任。

「あ、えと、そうなんですよーたまたま今日朝会って…仲良くなったの。ねー?」

想くん繋げっ繋いでくれっ
名付けるならば
『あ、朝の人!。あ、同じクラスなんだっ。何かと関連があって仲良しなんだよっ作戦っ』

「…うん。同じクラスだったんだ。よろしくね♪」

なんとか繋いでくれたっ
作戦せーこー♪

華天才かもっ

「あーんじゃ、学校案内よろしくな」

「は!?」

「知り合いなんだろ?」

「はあ…わかりませ…わかりました」

「…まあええわ。よろしくな。」