ドサッ


梶くんが私の目の前で倒れた。



「かっ梶くん!え、どうしたの、え、どうし…よう、」


「ウィーーーン、ガシャン。ERROR発生、ERROR発生、至急ラボまで運びなさい」


いつもの梶くんの声じゃない!
あの、その、ERRORがおきた時の女の人の声!
あ、いまERRORがおこっているのか。



…じゃなくて!どうしようどうしよう、まわりに人いないし、


とりあえず、旧教室に連れていこう。


梶くんを持ち上げようとすると…


「うぎゃっ重い」


ヤバヤバ!梶くん、デブ?いや今はそんな場合じゃないよ!

そんな時、前からパタパタと足音が…



「チチチチ、チョコレイト!アアアア、アイスクリー厶!かかかか、梶くんと華ちゃんどっこかなー出てこ…ああああーーっ!華ちゃん!と梶くん!」



…面倒臭いやつに見つかってしまった。


「ごめん、想、梶くん運ぶの手伝って。理由は後で」

「あ、あの、梶くん、なんか、ERRORってまるで、ロボッムグ」

私は想の口をおさえて、


「後で!旧教室まで運ぶよ!」


「うんっ」


…どうなる!?