…私は今、煌叔父さ…あ、煌さんの家の前。

煌さんが「煌叔父さんはやめてーっ」というので煌さん。


「さあさあ狭いけど、入ってくださいな♪」

これのどこが狭い?
…狭いどころか、広いよー…。

「えと、あの…おじゃまします」

「いや、華ちゃんはこれからただいまでしょー」

「あはは…」

玄関にはいり、靴をぬぐと…

「父さん。誰かきたの?」

一人の男の子がでてきた。
赤く短い髪で横にちょこんとしばってて、私より倍くらいの目の大きさ。小顔で、肌が透き通るくらい綺麗…
完全なる女顔?というのだろうか。

「…こんにちは。突然すみません。」

「わー、女の子っ♪」

「きゃっ!?」
いきなり抱き着いてきたーーっ!?

「やめなさい、想。」

「えー、だってぇ…」

ぷくーと頬を膨らます、可愛い可愛い男の子だけど信じられないくらい綺麗な子。

「大丈夫ですよ、びっくりしただけですし。」

…ん?私の後ろに人影…?