そこに書いてあったのは…
〜僕のルール〜
僕の部屋には必要性が感じる時のみ入室許可する。
食事は用意しなくていい。
僕が寝ている時、絶対に近付かないで。絶対
部屋の扉に「Error」という掛札が掛けてあったら絶対開けないで。これは必ず守って。絶対。
…などとまだまだ綴られている。
それにしても綺麗な字…
「ねーねー、華ちゃん。えるおるって何?」
…Errorの事か?
、そうだった。想は英会話力はあるけど読力はないんだった…。
「…エラーだよ。エラー」
「ああ、エラーかぁ。って何がエラー?」
「知らないしってか、食事要らない…の?」
「ああ、なんか凪さんにいわれてるらしいよー。特定の物しか食べられないってー。」
何と言うお坊ちゃま。
「ふーん…てか椎、何でそんな知ってるの?」
「えっ、…えと、あの。うん」
「…は?」
「華ちゃん、人には言えない事、隠し事で埋もれてるんだよ。華ちゃん…だって、さ。」
ニガテ。この人のこの目、嫌。嫌い。
「そ、だね」
「さすが華ちゃん。物分かりがいいなぁ。でもあまり俺に干渉し過ぎると…嫌うよ?」
顔は笑ってる…けど、目が笑ってない。冷たい目…。
「ごめん、ね。椎」
「うん、いいよ〜!お腹すいたぁ。父さんまだかなあ」
いつもの椎に戻った。
「ただいまあー、四人とも仲良くしてたかー?」
煌さんが帰ってきた
その後私達は夕食を食べ、お風呂に入り、梶くんの姿を一度も見ず眠りに落ちた。