「……な…はな、華っっ」

「っふぁ!」
ん…?
みなさんどしたの?
先生まで…
私の顔おかしいか?
ワタシノカオオカシイカ?

「和久井さんっ今授業中ですよっまったく寝るなんて…」

「あ、んあ?え、寝てましたか?私。」

うそやん。
うそやろ?…本当やー…
叶が呆れた顔。
あ、叶ってのは、起こしてくれた私の親友。難波叶。スタイル抜群、容姿端麗なんじゃ。あ、まちがった。

「もう、なにやってんの」

叶がコソコソと話しかけた。

「ごめん、えへ。」

「えへ、やないの!」

うう…おーコワコワ…。
あ、自己紹介まだだったな
私、和久井華♪
中2で可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて可愛…
「お前全部声にでてんぞ」

「ふあ!?どこから!?」

「嘘にきまってんだろ」

キィーーッッ怒
なんじゃあいつなんじゃあいつなんじゃあいつ
ウザったい!
あ、あいつは難波翠。
憎たらしくイケメン。
そして叶の弟。

「…うるっさいなあ!翠のくせにナマイキっ!」

「うるさいのは、和久井さんですっ廊下に立ってなさいっ!」

そ、そんなあ…先生…泣

「ふぁい…」

「返事っ!」

「は、はいっ」

「クッククッ…も、もうダメ…クックククククッ…」
翠めぇーっ!
思いきり睨みつけてやった。


数十分後…

「…クックククククッ」

「いい加減やめなさいっ翠っ」
ドカッ
叶の蹴りがクリーンヒット
残り翠のHPは0

死亡。チャラチャラチャラーチャラータンタタタン♪

「翠のことはほっこと」

「もちろん。」

あ、改めまして。
和久井華です。
いたってフツーの中2。
得意な事は…
しいていえば家事?

まあそんなとこ。

「昨日のテレビみたー?あのこさあ…」

ガラガラッ
教室のドアが開いた。

「和久井華さん。職員室まで来て下さい。」

え…居眠りで呼び出し!?
うそー
と思いながら教室を後にした。


「…今、警察から連絡があって…」

「へ?」

「和久井さんの両親が…」


信じられない。
すぐ帰る準備をして、そっこうに家へ帰った。

警察がいた。
「和久井めいさんと和久井蓮さん…。先程病院で亡くなられました…。」

嘘…でしょ?
ドッキリ好きの父だもの。嘘ですってでてくるつもりでしょ?

何分、何時間まっても両親は現れなかった。

しばらくして警察のかたが
「保護してくれる人はいるのか」
と聞かれた。

「…いない」と言う時、後ろに人影が…

「え…なんで?」
私は驚きを隠せない。