父、母と言った舞ちゃんの瞳は憎しみの色が浮き上がった

「もしかして、それが舞ちゃんの人殺しになった理由か?」

「もちろん、それだけではないょ?
でも、あいつ等が憎くてたまらない。
私が兄上を殺したけど、
でも、あいつ等も許さない。」

小さい時から、

お前は苦しんでいたんだな…

「刀を持ったのはいつからだ?
三つの時から親とは別々だったんだよな?」

「…売られたんだ。
男一人のところに。
私はそこに売られて、
刀を持ったのは五の時。」

売られたって…

「そこでは幸せだったか?」

「その逆。
私はそいつの欲を埋めるための道具だったんだ。」

欲って…

まさか、犯されたりなんて、
して、なぃよな?

「犯されたよ。
本格的には十だけどね。
その前はあいつの欲をはき出すためにしていただけ」

う、そだろ?

舞ちゃんが人と関わりたくないのって、

こういうことを恐れて、