結局家まで一緒に行くことになった。 「あ、俺作詞できたよ」 「ほんと!?おめでとう!」 「ありがとう。…優来のこと想って書いたら、社長に褒められた」 「何書いたの!?」 「後で見せてあげる」 …笑ってる北斗くんを見てると、楽しみなような、ちょっと怖いような。 帰り道、会話はとぎれなかった。 話すことはたくさんあった。 …夢みたい、こんな風に北斗くんと話せるなんて。 彼女に…なれるなんて。 なんて、幸せなんだろう。