いっぱい話して、演技力ゲームをして。 木崎さんはソロで歌ってくださって、観客を魅了した。 俺たちも精一杯やった。 それでも、やっぱり木崎さんみたいに大人っぽくはできない。 それが悔しくもあり、なぜか嬉しくもある。 俺たちにはまだまだ上があるんだって。 まだ伸びしろはあって、これからも成長していけるんだって。 そう、思えるから。 なんとも都合のいい考え方だけど、俺はこの考え方がけっこう好き。 何かに詰まったとき、そう考えれば少しは楽になると感じるから。