夏休みの魔法


…一途なファン、か…。


だって、あたしは…。


「あたしは北斗くんの一番最初のファンだもん」


「優来ねぇ、そういうのなんていうか知ってる?自意識過剰って言うんだよ」


「そんなんじゃないって、ほんとに!」


「はいはい、今回は優来が正しいと思うよ」


ケンカになりそうだったところを、未来にぃがとめた。




「…あの時から、ずっと好きだもんな?」


未来にぃは優しくあたしの頭をなでる。


「うん…」



あの時から、ずっと。








北斗くん、応援してるから。