月が見る夢の星

燿はとても優しく、自分のことより他人を大事に思っているだけで周りに自然と人が集まったくるんだろうなと思わせる、ほんわかした少し天然系のお姉さんだ。

「ありがとう」

と、言って月は自分の部屋に戻る。

燿は知ってるのだろうか?
月がいじめにあっていることに。
仲間外れにあっていることに。




次の日

この日も昨日と変わらずいじめで始まった。

臭い。ばい菌。
など言われがまんして、先生も私を無視。
視界に入っているはずなのに授業を始め終わった。
だから、私の番がきてもわかっている問題でも「わかりません」と答え、最近では問題を素直に解いても心から嬉しく思ったことはない。
先生に誉められたこともない。
いつも泣きたいのに泣けなくなってしまったのは。

先輩の胸で自然と泣けれたのは何年ぶり?
先輩が言ってくれた一言がとても嬉しかった。

――信じてほしい。

いじめにあい人を信じられなくなり、一人でいることが居心地よく感じてた。
先輩となら一緒にいてもいいとあの時感じた。

「……」

首を横に振りそんなわけない。と思い、あの時は情けない顔をしてたからあんなことを言って抱きしめてくれたんだ。

「いるのかな……?」