月が見る夢の星

昨日、先輩に会った教室の前で躊躇い悩む。

すると勝手に扉が開き前のりに倒れそうになり誰かが月を受け止めた。

「やっぱり君か」

「ら、嵐生先輩」

「さっそくだけど、昨日の返事聞かせてもらうよ」

「……ご、ごめんなさい」

「断る!?」

「はい」

「俺に誘われて断る人はいないと。
君もそうなんだと」

月は申し訳なく先輩を見る。

「あと一週間もないのにパートナー見つかるのか?」

「み、見つかりますよ」

「……。
どうしても駄目なのか?」

仮面舞踏会(マスカレード・パーティー)と言うからには素顔をさらしたくない人は仮面を付けていいことになっている。
生徒会関係者と男子生徒は仮面を付けてはいけない。
女子生徒は仮面を付けることになっている。(仮面を付けなくてもいい)

「いいたくなかったが君と俺……いや、俺と君……どちらでもいいや」

先輩の口からなにかを言うと丸い掌に収まるボールが2人の横をスレスレに飛んできて壁にめり込んだ。

「え?
せ、先輩……もう一度……」

「これで俺と仮面舞踏会(マスカレード・パーティー)に出る理由はできただろ」

それはそうだけど……いきなり聞かせられ答えられるわけない。