町がどんどん明るくなってきた頃


伊織は姫華たちと偶然会った。




「あれぇ~要くんゎ?」


姫華が会ってすぐに聞いてきた。




「鬼に……追われてはぐれちゃった。」



今にも泣きそうな伊織をよそに姫華は激怒した。



「はぁ!?なんで要くんを置き去りにしたのよ?サイテーだね。」



伊織はその言葉に苛立ちを感じた。

そして、言い返した。



「置き去りになんかしてない!!」