伊織は必死に逃げた。


気づくと周りはすでに暗かった。



そして、ここがどこなのかわからなくなっていた。




要は逃げ切れたのだろうか?

伊織はそればかり気にしていた。


……要に逢いたい




時間は空に映し出されている。



あと12時間をきった。