「わかった。それじゃあ、考えよう。どうやって24時間逃げ切るか。 俺はひたすら逃げ続けることだと思うが…」 「それじゃあ、疲れちゃうよ。疲れて止まったときに捕まるかもしれない。 だから、隠れるべきだと思う。 時々位置を変えてね。」 「俺は伊織の意見に賛成だな。その方が効率的だ。」 そう言って要は伊織の肩を抱いた。 伊織は嬉しかった。