「ごめん。」


「なんで謝るわけ?」


「要くんだって悲しいのに私、言い過ぎた。

ごめんね。」



「俺だってごめん。取り乱して。

けど、俺だって悲しいんだ。

それだけはわかってほしい。」


「うん。ねえ、二人のお墓作らない?」


「そうだね。」


そして二人は実香と達希さんの墓を作り、その場を去った。