「では、よい旅を。」



そう言って豊田さんはみんなのカプセルすべてを閉めた。



それが、ゲーム始まりの合図だった。



これから何が起こるんだろう。


カプセルの中にいる間、


伊織はさっきの恐怖よりもゲームへの好奇心の方が強くなっていた。