「吉田さんが冨田さんが予約した人数の一人だと仮定したらつじつまがあう。


圭子さん、もしくは吉田さん、


どちらか、もしくは二人とも冨田さんとの間にトラブルがあったとしたら?



冨田さんを殺す動機は二人ともある。




それにこれらの仮定を裏付けたのは吉田さ自身だ。



毒のことは一切言ってないのに毒のことを言った。



吉田さんは犯人確定だ。



けど、電気が消えたのは偶然じゃないらしい。


だから、犯人は複数だ。」




「わかった。ショックだったけど犯人は複数だから頑張んないとね。」



伊織は気合いを入れ直した。




要の足手まといにならないようにと祈りながら…