「なんのことですか?」
「冨田さんは四人で予約してるんだよ。
けど、さっき、冨田さんの奥さんは三人って言ったよね?
だから、嘘をついてるってことだよ。」
なるほど~
伊織はうなずきながら聞いていた。
けど、圭子さんが……
少しショックな伊織はあることに気がついた。
「でも、圭子さんはあの場にいなかったよね?
じゃあ、いつ入れたんだろ?」
「これは俺の推測だけど犯人は二人以上いるんじゃないか?
じゃないと成立しない。」
要がそう言って腕組みをした。
みんなもうなった。
確かに一人ではこの犯行は難しい。
じゃあ、どうやって?



