二人は今まで以上に愛し合って次のステージに向かった。



すると、前から佳子が伊織たちのところへと小走りできた。




「あ、あのさっきはごめんなさい!」



佳子は頭を下げて謝った。



「か、佳子ちゃん!そんなことまでしなくていいよ!


さっきのは事故だったんだし……。」




「許して…くれるの?」



佳子は申し訳なさそうに聞いてきた。



「当たり前だよ!」



伊織は笑顔でそう答えると佳子も笑顔になり


「ありがとう。」


と言ってまた小走りで消えていった。