「わからない。けど、冷静に考えよう。
冷静じゃない方が危険だ。」
松坂は手は震えながらもなるべく冷静にみんなを安心させるように言った。
伊織はこの時、いいヤツだなと不覚にもそう思ってしまった。
「そうですね…。どう…なるか、分かりませんしね。」
佳子は震えながら喋った。
「とにかく、松坂さんの言う通り、考えよう。
まだ、喰う気配はないしね。」
要も少しずつ冷静さを取り戻していった。
すると、その時!
どこからか声が聞こえた。
「助けてー!」という声が……
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