すきなひと



そうして、夏がすぎて秋になって、冬が過ぎて私たちは高校二年生になった。


私の恋は冷めぬまま、ふたたび伝えることもできず、私の心の中でチリチリと燃えている。


啓はいつだって私たちの中心にいた。
キラキラ輝いていて、ばか。


いいところも悪いところもお互い知っていて近過ぎて……




遠い存在。



私は彼の恋人にはなれないのだ。
そう何度も現実を突きつけられては、傷つき泣きそれでもやっぱり

君が好きだった。