すきなひと



やがて私たちは高校生になった。

相変わらず私たちは一緒にいた。


「だぁあ!テストなんてなくなってしまえええ!」

「気持ちはわかるけど、啓お前が一番危ないということを自覚しろ、そしてやれ」

学年トップレベルの彰良に言われたら何も言えない。


「頭いい人はいいよなぁ……」

「頭いい人はそれだけ努力してるのよ!」

そういいながら啓の解いた問題に赤でペケしてやった。

「うわあ!なんだよ!」

「だってそれ間違ってるんだもの」

叫びながら啓は解き直しをはじめた。