ずっと黙っていると、なにかを感じとったのか。

自分の胸をドーンと叩いた。



「まぁ、僕の手にかかればそんなの朝飯前。君を改造してあげる」


「はぁ……。」



なにを言ってんだろうか、この人。


思い切り変人だよね。

知りもしない他人に頼む気は起きない。というか、頼んだ覚えはないんだけどな。



「君は髪はいいんだからもっとこう…」


どうしよう、とりあえず断ろう。うん。


「あの、私そういうのは……」

結構ですと言おうとして、遮られる。



「……ということで、君は今日から1ヶ月、僕の家に住むこと。」



はい!?