さほ side
「あー、わかんない!」
「うっせぇな。どうしたんだよ。」
「わかんない。」
「はぁ、どこが。」
「ここ」
「はぁ?簡単じゃん。」
「ぶー」





はい、ただいま私は今、苦戦中です。
何に苦戦中だって?テストですよ。ヤバイです。






「何ふくれてんだよ。」
ともやは、そういいながら、私のふくらました頬っぺたを潰してきた。
「もう、何すんのよ。」
「はいはい」
「もう、ここ教えて。」
「あぁ?やだね。めんどくさい。」
「ひどーい、てか、ともやは大丈夫なの?テスト。」
「あ?大丈夫に決まってんじゃん」
「えっ、何で?」
「一応、俺、学年一位だし、因みに、ゆうきが2位だから。」
「はぁ?あっ、そういや、ひろ君もりゅう君も一位、2位だ。」
「おっ、あいつら頑張ってんな。」
「えっ、話が読めない。」
「あ?わかんなくてもいい。知りたきゃひろとりゅうに聞きな。」
「えー何で?」
「めんどい。てか、勉強しろよ。俺は、寝るから。」
「はぁーあ?!教えてくれないの?」
「おやすみ」
「もう!」